月影十番勝負 第九番『猫と庄造と二人のおんな』@青山円形劇場

原作:谷崎潤一郎 脚本:内田春菊 演出:木野花
高田聖子 土屋久美子 中谷さとみ 利重剛

感想は後ほど
【追記】
原作ははるか昔に読んだだけだったのでほとんど話を覚えていなかったけれど、見ているうちに思い出した.
設定を現代に移して笑いを散りばめただけでなく、猫に人格を与えて喋らせていた脚本はかなり良い出来だったんじゃないですか.最初にこの企画を知った時にはなんで今頃この作品なんだろうって不思議だったけれど、あらためて見直してみると逆に今の世相にぴったりなことに驚いた.ただ、より今をリアルに考えるとあそこまで不甲斐ない男性にいつまで執着してるよりは、むしろ2人の女性の間に絆が生まれちゃうほうが納得するな.
高田さんはアドリブっぽいシーンになるとあからさまに生き生きしてるのが笑える.中谷さんはとっても可愛いのにテンションが新感線と同じだった.
シンプルで幾何学的なセットは良かった.衣装はいまいち.