函館観光

はこだて西波止場美術館*1

ホテルから歩いてみた.ちかっ!
地図の縮尺に騙された.函館ってかなりの範囲が徒歩圏内.雨や寒ささえなければほとんど歩けちゃうよ.


テディベア見たさに私が主張して行った美術館.ファンシーな概観に相反して中はかなりおもしろかった.『愛のテディベア』という地雷撲滅運動に賛同したアーティストが作成したテディベア群の展示がいい.全身キャンバス地の熊とお腹だけキャンバス地の熊の2体を渡して、好きなように作品を作ってもらうという企画で、それぞれのアーティストの特性がこれでもかと出ていた.
作品を提供しているのは画家だけではなくミュージシャン、俳優、作家、スポーツ選手、政治家と多岐に渡っていて、意外な人の隠れた特技を見ることもできた.
宝塚だとちゃんと付けまつげに青シャドー、羽をしょった熊になってたり、小泉さんは当時から郵便局のマークを入れてたり、三越の社長は三越の紙袋のマークだったり、歌舞伎役者は自分の思い入れのある役を熊に託してみたり(雀右衛門さんは八重垣姫、新之助助六など)、その人ならではのデザインもおもしろい.
全部で相当数あるらしいけれど、展示してあるものはその中からピックアップされたものだけなのが残念.結局図録で全部見てしまった.
全体を通じ日本画家のセンスの良さが際立っていた.普段から空間使いということを念頭においているせいか、熊の限られた空間の活かし方がずば抜けて上手い.
あ、でも「これは絶対売れる!」と確信したのはアンパンマンのテディベア.後ろ向けると後頭部にアンパンマンの顔があるっていうピンク色の熊ですっごく可愛かった.あれは売れる.絶対売れる.

森美術館*2

やんだと思った雨がまた大降りに.濡れながら金森美術館へ.
ここもまた私がバカラが見たいがために主張した美術館.作品がガラスケースなどに入らずむき出しで展示してあるので緊張しながらの見学.だって破損したら作品相応の金額を払わなくちゃいけないよって注意書きがあるんだもん.こんなのいくらするかわかんないよ.
バカラの今の商品はお店で見られるけど昔の作品ってほとんど見る機会がない.アール・ヌーヴォー調の作品なんてのもあったんだ.
併設のバカラショップも冷やかしながら見学.指輪が可愛い.欲しい.大ぶりのシンプルなワイングラスは比較的妥当な値段で買えるのね.あれいいな.パリでせっかくマドレーヌに行ったんだからショップに寄って買えばよかったのか?

*1:www.hakodate-factory.com/museum/Default.htm

*2:http://kanemori.hakodate.jp/baccarat