AGAPE store『仮想敵国』@サンシャイン劇場

【演出】G2 
【作】長塚圭史 倉持裕 井出茂太 土田英生 千葉雅子 故林広志 佐藤史郎 後藤ひろひと ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】松尾貴史 辺見えみり コング桑田 八十田勇一 福田転球 久ヶ沢徹

途中うとうとしちゃいましたが、おもしろかったです.
でもG2のスタイリッシュ狙った演出はやっぱり苦手だなー.
感想はのちほど.


今日はスタジオライフの笠原浩夫と姜暢雄が連れ立って補助席で見てた.
あと舞台上でネタにもなってた永六輔が見に来てたような気がするけど自信なし.でも永さんは前にもAGAPE見に来てたしいてもおかしくはないはず.


【追記】
今をときめく劇作家7人による15分のショートコント(でいいのかな?)をオムニバス形式で演じていくというなかなかおもしろい企画.作家陣の顔ぶれが凄いです.


長塚圭史『素晴らしい愛をもう一度』

バスの自爆テロで死んだ妻を遺体安置所へ訪ねる夫倉持裕『MEAT DALL』
肉人形.セミナー参加により肉体と魂が遊離して人の肉体を操れる=自分の肉体が操れなくなっちゃった人達のドタバタ.

田英夫『潜入』

忍の者たち.一人二人と実は敵のスパイだったと告白して抜けて行き、最終的には全員敵方のスパイだったいうオチ.

千葉雅子『危険がいっぱい』

放射性物質処理場で働く人達.

故林広志『理想の部屋』

盗聴されてることが発覚した閣僚会議でのばかばかしい暗号会話.

後藤ひろひろ『ONE ARMED FORCES』

戦場で身動き取れなくなる人達.

ケラリーノ・サンドロヴィッチ『スポンサー』

メロドラマ撮影.不倫相手の男から別れを切り出された女が男を殺すシーンを撮影するのに、スポンサーの関係でどんんどん殺しの方法にダメダシが出て撮りなおしをし続ける.&全体のネタのまとめ


千葉さんと故林さんの作品でうとうとしてしまいこの2つだけあんまり覚えてない.
長塚さんのはチラシ見る間でもなく長塚節全開ですぐにわかった.死んだ妻に不倫を咎められ最後は抱いちゃうという不自然な流れが全然自然に見えた.
土田さんもわかりやすかったな.あの台詞をMONOのメンバーが喋ってるところが目に浮かぶ.
倉持さんは15分という時間の中にきっちりテーマを練りこんでいたのがさすがです.
どってことないネタなのに一番単純に笑えたのが大王作品.ネタを落とすタイミングが抜群に上手い.
ケラさんのは一番ドタバタ度が高かった.章太師匠が大活躍.
作品と作品の間には井出さんのいつものイデビアンダンスが挿入されていた.振り付けは別に気にならないんだけど、こういう時の音楽の選択や照明の使い方に私の苦手なG2演出が炸裂してたので個人的にはなくても良かった.


楽しめたのは土田さんと大王の作品.あまり捻ったものじゃなく単純ストレートに笑えるものが好きらしい.