ルーブル展@京都市立美術館


横浜と同じものが京都に巡回中なので、空いてると思われる京都に行ってきた.
アングル以外何がきてるのか知らずにいったら、あまり好みの絵がなかった.副題が「19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ」とついてるから当然といえば当然か.
歴史画、時事的絵画、オリエンタリスム、動物画、肖像画、風景画、風俗画と細かくジャンルを区切って展示がしてあり、個人的には冒頭の歴史画が一番楽しかった.
有名どころではアングル『泉』『トルコ風呂』、ダヴィッド『マラーの死』、フランソワ・ジェラール『アモルとプシュケ』、ドラローシュ『若き殉教の娘』などが来てた.

フランソワ=エドゥワール・ピコ『アモルとプシュケ』

ベッドに眠るプシュケと出ていくアモル.ジェラールの絵に比べると人物としての魅力には乏しいものの、赤いベッドカバー、赤い天蓋、赤いマントと赤い色彩がロマンティックな効果をあげていて可愛らしい作品だった.

ドラクロワ『怒りのメディア』

2人の子供を抱えたメディアの目元が暗い影に覆われたドラクロワらしい影をドラマティックに使った作品.

アングル『スフィンクスの謎を解くオイディプス

豊満な胸を持つ美しい女性の姿をしたスフィンクスです.まっすぐに見つめるオイディプスの視線を見つめ返すことが出来ず右に逸らしたスフィンクスの視線から、オイディプスの勝利が伺える.

ジェリコー『賭博偏執狂』

青白い顔に真っ赤な目が強烈な老女の絵.