坂田藤十郎襲名披露 壽初春大歌舞伎 昼の部
感想は後ほど⇒感想追記
鶴寿千歳
松竹は梅玉・時蔵ペアを売り出しにかかってるんだろうか.
この二人の堅実な上品さというのは好きだし、ここ最近二人が組んだものはどれも楽しく見てるのでこの路線は歓迎です.
白装束姿が美しく、まるでお雛様のようなお二人でした.
夕霧名残の正月
奥州安達原
環宮明御殿の場
安倍貞任:吉右衛門 袖萩:福助 八幡太郎義家:染五郎 浜夕:吉之丞 安倍宗任:歌昇 平仗直方:段四郎
昼の部一番.吉右衛門にもってかれました.かっこいいね〜.ぶっかえりの衣装が眩しい!
それがまたすすっと上使の衣装に戻っていったのが凄い.こういう一つの衣装がいくつにも変化していくのは着物ならではの醍醐味だよね.
上使の時と貞任の時で声を変えていたので、上使の胡散臭さが際立ってた.
対する義家に染五郎.うーん、ちょっと貫禄負け?もう少し腹の据わったところが見えたほうが幕切れがすきっとするんじゃないかな.
前半は袖萩が泣きっぱなし.歌舞伎にはこのヨヨヨと甲高い声で鳴き続ける女性の役ってのがちょくちょく登場するのだけれど、歌舞伎をコンスタントに見始めてから6年ほどたった今でもこの手のタイプの女性の演技をどう受け取っていいのかよくわからない.
子役の女の子が上手かったな〜