シティボーイズミックスPresents『マンドラゴラの降る沼』

池上本門寺 境内特設テント
【演出】細川徹 【構成】いとうせいこう
【出演】大竹まこと きたろう 斉木しげる 中村有志 いとうせいこう 銀粉蝶

今年は面白かったー.境内の特設テントという異空間が良かったのかも(寒いけど)
北海道から初参戦のKさんも楽しかった模様.良かった.
感想は後ほど.


【感想追記】
遠い、寒い、カラスがうるさいと三重苦の中行ってきました。ここ数年は一人観劇が続いていたけど、こんな環境だというのに今日はいきなり生シティボーイズ初体験の連れが3人もいました。でもみんな楽しんでくれたようで良かった〜。
今日はWOWOWのテレビが入ってました。昼夜共に撮ったみたい。ミックスして放送するのかな?


いきなり住職のお説教がはじまり、テントの揺れ以外にも境内という場所がひしひしと感じられる幕開けだった。(あとで大竹さんが“本人はお説教のつもりだけど前説ですから”と言って、シーッて突っ込まれまくってました)
いとうせいこうが構成ということで、一時の面白さが戻ってきた印象を受けた。この5人が集まると最高ですね。5人で「一瞬」を語る最初と最後のコントもそれぞれのキャラがわかってることが上手く作用してた。だってカマキリの卵を両手に持ってるのがおかしいなんてきたろうさんならではでしょ。あーきたろうさんならありかなーって思えるこの不思議。
揚げ足取りにも思えなくも無い何気ない会話のやり取りがきいていたので、その中にいきなり突っ込まれる飛び道具の斉木さんがいつもより活き活きして見えた。マイナスイオン〜♪
生わかり万歳!マイナスイオンと生わかりはその後しばらくネタで盛り上がるくらいインパクトがあった。若気の至りとも思えそうな野外劇ネタも、場所が場所だけに自虐ネタっぽくて好き。
きたろうさんがまたやってくれました。胸をたたきながら一言いう場面で本来言うべき台詞ではなく「ゴリラ」って言っちゃって「まんまだろ!」っていとうせいこうに突っ込まれてた。きたろうさんの凄いとこは言われるまで自分で気づいてないとこですね。それでなくちゃ。「えっ!そんなこと言った?」っつって真っ赤になってました。「是非夜バージョンを放送してください」と大竹さんが言ってたけど、果たしてどっちバージョンが放送されるんでしょうね。

やはりシティボーイズはこの5人が最高ですね。いや、本来3人なんだけど、もはやいとうせいこうと中村ゆーじはよそに貸し出してる劇団員くらいのイメージです、。
銀粉蝶はむしろ大人しくてびっくり。テレビや他の舞台の怪演イメージが強いからもっとエキセントリックなのを想像してたら意外が意外、普通の女性役が振られてた。シティボーイズのコントにはYOUちゃんや野宮真貴みたいな無機質女性のほうがあってるっぽい。
シティボーイズのコント自体見るのが初めてというKさんはもともときたろうの大ファン。男性として好きなんだって。で、そのKさん、初ライブの感想はというと大竹さんのまともさに驚いたそうで。そうなの、テレビのイメージとは違いあの3人が集まるとほか2人が凄すぎてまとめ役の大竹さんの常識人性が常よりずっと目立つ。
話がリンクしていく展開も楽しかったそうで。だったら是非『鍵のないトイレ』『愚者の代弁者、西へ』『丈夫な足場』『NOT FOUND」』あたりを見て欲しい。わー、こうやってタイトル眺めてるとこの時代はほんと傑作ぞろいだわ。
合言葉は『池上本門寺で合いましょう』だそうです。来年もここか?
今年はなんと持ち合わせのお金が心もとなくてパンフを買ってない。「いつも素晴らしいけど今年は一番の出来」と力説されてたので、名古屋公演でひとつよろしく>妹