百鬼夜行抄

3日からだということをすっかり忘れててネットを見てなけりゃ見逃すところだった。
物凄く物凄く不安に思っていたドラマの出来だけど一応及第点をあげよう(自分何様?)。
マンガで思い描くものとは違ったけれども、少し暗めのフィルムっぽい映像だったおかげで浮かれたドラマにはなってなかった。
律も司ちゃんも知らない役者だったから変な先入観を抱かなかったのも良かった。司ちゃんはいいとして律はいたって普通のボケラ〜とした男の子だと思ってたので、ちょっと暗い雰囲気に作りすぎだとは思った。
もう少し能天気で不器用な雰囲気のほうがいいかな。
石野陽子があんなでっかい男の子の母親役をやってることに時代の変化を如実に感じた。私の中の時の止まったイメージでは、むしろ市毛良枝が母親だ。
渡辺いっけいのお父さんは、あきらかに変人っぽいギョロっとした目を再現してただけで満足です。欲を言えば青嵐のパパはもうちょっと軽〜い感じが欲しい。
日本の湿っぽい妖怪やお化けをテーマにしているのに、主要キャラクターが一様にカラッとしてるのが今さんの特徴だと思ってるので、ちょっと真面目に撮りすぎかなーっと。
それからCG処理の妖怪たちがCGならではの質感だったのが残念だった。日本画っぽい色使いと艶のない今さんのカラー絵に慣れてるせいか、なんとなく妖怪たちもマットなものだと思ってたから、ツヤツヤと鮮やかな妖怪が変な感じだった。CGを使う限りこうなっちゃうのは仕方がないか。
1話目は司ちゃんの痣話。晴れ晴れした顔の司ちゃんが可愛かった。