善光寺

信州善光寺公式ホームページ

汗ばむほどの陽気で大変な人出です。小さな子供を連れた家族が多いところにも、観光の寺というよりはお参りの寺という雰囲気が漂っていた。
そんな中、まったくの物見遊山感覚な私たちはというと、とりあえず行けるところは全部行こうという意気込みでお寺を満喫してきました。
まずは本堂から。大きくて威風堂々とした姿が美しい建物です。
中に入ってまず目に付くの長年信者に撫でられてツルツルになったはびんづる尊者。内陣に入るには500円の拝観料が必要です。
ここに来たらお戒壇巡りをしなくちゃねってことで列に並んで入場(?)を待つ。
暗闇の中で極楽の錠前にさわれたらご利益があるということらしい。暗闇ってったってしれてるでしょって舐めてたら、これが正真正銘の真っ暗闇。だんだん目が開いてんだか開いてないんだかわからなくなるくらいの暗闇で、前に人がいるのかどうかもわからないからまさに手探りで進むことに。それでも無事鍵に触って出てこれました。暗闇の宝探しという単純なアトラクションだけれど、単純なだけにこの暗闇が威力を発揮しちょっとした異空間を体験できます。混んでいてもやるべきでしょう。
御朱印は再建300周年の記念の文字を入れてもらえました。

修復中の山門は全体をビニールで覆われていて残念ながら姿を見ることは出来ませんでした。今年12月の完成だとか。
仲見世通りには懐かしい風情のお店が立ち並んでいた。思ったより蕎麦屋が少なく、結局仁王門まで歩いてその先にあるお店でお昼のお蕎麦を頂いた。
うどん派なので蕎麦は自ら食べることはほとんど無いけれど、こういうおいしいお蕎麦だったらたまにはいいかなー。


宿坊と思われる建物の玄関先に咲いていた桜.ちょうど山桜や八重桜が満開だった.
なんで同じ木なのに二色の花びらが出てくるんだろう.可愛い.


すっかりアイスクリーム売り場と化していた大本願は200円で拝観可能。何があるのかよくわからないまま入って、そしてよくわからないまま出てきた。
皇室ゆかりということで皇室関係の展示品が多くあった。各種宗派に対応というコンセプトなのか、お稲荷様があったりお釈迦様がいたりとあちこちに異なる祭壇があった。

大勧進では久しぶりに写経@2000円をしてきました。やりたいといえばすぐに用意をしてもらえます。広いお部屋に2人きり、ストーブを炊いてもらって約1時間強かかって般若心経を写してきました。
墨汁じゃなくて自分で墨をするとこからですよ!墨を磨るなんて何年ぶりだろう。途中猛烈な眠気に襲われ、他の部分も大して上手くはないというのにその部分だけ更にひどいことになってしまった。
ただ無心に文字を書くというのは心のリフレッシュになるものの、目や腰にはけっこうきますよ。“羯諦羯諦”って響きが独特過ぎてつい口から出ちゃう。
別途500円でお抹茶付きの拝観ができます。写経疲れの身体にお抹茶がなんと嬉しいことか。隣に不動明王を安置するお堂があり、そこで御朱印を頂いた。

経蔵ではでっかい輪蔵を回すことができます。が、500円の表示を見てやめた。後で確認したら内陣の拝観料にこちらも含まれてたみたい。だったらちらっとでも回しておけばよかった。

日本忠霊殿・史料館では地下の展示室で奉納された巨大な絵馬や仏像たちに会うことができます。高村光雲作の仏像がどことなく現代的で、こういう仏像なら色彩豊かでも違和感ないなーと思った次第。
駐車場に向かう道に乳牛親子像があり善子さん光子さんという名前がつけてあった。巨大なおもちゃみたいな真っ白と黒のコントラストが古風な境内で異彩を放ってた。