トーク番組系

溜まったもの消化

R30 古田新太

古田さん絶好調.喋くり倒してました.んでもってこの人好きだわ〜って改めて確認したしだいです.人生楽しいのが一番って常に面白味を追求してるようでありながら、だらしなさを一切感じないのは古田さんの言うところの人間力のなせる技か.特にこだわりが無いから演出家の言うとおりにするよっていうニュートラルなところが大人ですね.そのわりに隙をぬっていらんことするのに命賭けてるようにも見えますが.
相変わらずチョイ出に燃える話をしてましたが、ヤジキタなんてまさに理想のチョイ出だったと思われます.あのインパクトはずるい.

ボクらの時代 シティボーイズ

3人のフリートークはきたろうさんと斉木さんの子供並みな自由奔放さを大竹さんがどこまで舵取りできるかにかかってますね.
きたろうさん、「最近涙もろくなってきた」理由が「歳とってまぶたの筋肉が緩んだから」って淡々と語ってますからね.そうじゃないだろう、いろんなことを経験した人生の積み重ねだろうっていう大竹さんの突っ込みなんて聞いちゃいない.人を怒らせる一言を言わせたら日本一とさんまちゃんに言わせただけのことはありますよ.
さて、そんなきたろうさんが大竹さんを評して「心底優しい男」とコメントしてました.何かバリアがあってそれを気づかせないとも言ってましたが、大竹さんが優しいのは普通にバレてると思います.
「好きなタイプの芸能人は?」というありがちな質問(ここでポイントなのは「好きな芸能人」ではなく「タイプ」がはいること.つまり身近にいて惚れるか惚れないかって視点が入るんですね)には、もうずーーっと昔から大竹まことと答えてた.芸能人はあくまで芸能人として好きなのであってタイプかどうかなんて考えもしないけど、大竹さんだけは自分の生活にこんな人がいたらいいなーって思える人だった.今はその地位を古田さんがかなりな勢いで脅かしつつあります.

わたしが子どもだったころ みうらじゅん

HDDレコーダのナビが拾ってくれた.ふるさとを訪ね子供時代を振り返るという番組で、みうらさんが京都の実感近辺をあれこれエピソードを交えながら案内してた.怪獣クラブや仏像や影響受けたおじい様の話など聞き知った話が多い中、あれだけ母親の話がもりだくさんだったのは珍しい.みうらさん当人がよく言うように一人っ子で甘やかされて育ったんだなーってのがよくわかった.でも我がままをきくっていうより愛情を湯水のように浴びせかけてるって印象だな.

NHK BShi『漱石・百年愛のミステリー・温泉合宿で三角関係の謎を解く』

実はまだ全部見切れてません.見ないうちに東京戻ってきちゃった.温泉合宿で作家や学者があーだこーだと虞美人草を語るという番組.夜中酒が入るとひたすら焼酎飲むことに集中してる島田雅彦と、下ネタがことごとく滑りまくりあるまじき大人しさだった岩井志麻子(本人はNHKだからと言ってたけどどちらかというとメンバー的に無理があったような)が番組の趣旨とは外れて注目だった.
果たして藤尾を殺したのは誰か?という犯人捜しをメインに番組は進んでいたが、個人的には誰が犯人とかよりもここに揃ったメンバーが全員藤尾に共感して藤尾サポートにまわってることに物凄く驚いた.藤尾以外は気持ちが悪いとか、藤尾以外はわからないとか.
え?そうなの?私は藤尾が一番嫌いだったけどな.嫌いって感情が沸くってことは、つまりある程度わかるからなのかしらねえ.
あんまりびっくりしたから翌日会ったまーにゃとayaちゃんに話したら、2人とも同じように驚いて「えー藤尾が一番イヤ」ってことで意見が一致.まーにゃがボソッと言った「ほら、こういうところに社会とのズレが」みたいな一言が印象的.
私は何の根拠もなく自分の感想とか意見が世間一般と同じだと無意識に思えてしまう人なので、つまり自分がずれてるとか一切思わず世間一般の平均的なグループに収まってると思ってるので、「え?皆こう思ってるんじゃないの?」っていう驚きによく遭遇する.いい加減学習しろとは思うけれど、だからといって自分の意見を変えたり疑ったり人に押し付けたりしようとは思わないから、結局忘れてしまって同じことを繰り返すのよね.