蜻蛉峠プレビュー

見てきました.時間がないのでとりあえず箇条書き.補足はしたい.ネタバレあるかもなので要注意.

  • 1幕目はドタバタ喜劇風.2幕目怒涛の展開.1幕目終了の時はどう転がるのかと不安になったが2幕目カタルシスあり.
  • 宿命を負った男達を描きつつもクドカンのドライな空気が漂ってた.
  • 古田さん演じる闇太郎はなんとなくわかったけどつっつんは何がしたかったんだ?最後の戦いのシーンでは、これは良く言う「男にしか分からない」とかそういうことなんだろうかと漠然と感じつつ見守ってしまった.
  • 成熟した男性二人の命をかけた戦いがかっこよくないわけがない.惜しむらくは闇太郎が満身創痍であったこと.演技と様子見両方あったと思われるけれど、それにしても2人ともが元気一杯な設定での闘いも見たかった.
  • ラストの一言はいるかな?正直あの一言はいらないと思ってしまった.それまでのドライさに比べ感傷的過ぎる気が.
  • 新感線も大人もどちらのテイストも好きで見に行ってるけど、それぞれに求めるものが違ってて、大人で新感線やられても新感線で大人をやられてもそれは違うって思うでしょ.今回はまだちょっとそんな違和感があったかな.特に1幕.新感線の芝居の下世話さって大衆演劇的なものだと思うんだけど、クドカンのどぎつい下世話さが浮いてる感じがした.ちょっとしたこと、例えばよし子さんやかな子さんが繰り返し言う「ストレス」って言う一言をとっても、多分池津さんや猫背さんが言ってるトーンで補足すると狙いがわかりやすくなるの.公演するに連れてその融合がうまくはまっていくといいな.
  • 特に誰が主役ってこともなく割りと全員満遍なく出てたと思う.
  • 勝地君と木村君のツーショははきだめに鶴とでもいいましょうか、ひなぎく2本とでもいいましょうか、とにかく可愛らしかった.勝地君は見る芝居見る芝居いいなー.
  • ヤクザインヘブン、チラシのタイトルだけで受けてたのに本編見たら予想以上に凄かった.要注目!
  • クドカン中島かずきさん、美術の堀尾さんなどが見に来てた.