フランス・パリの秋女子高生と大句会

BS2地球俳句「フランス・パリの秋女子高生と大句会」 なる番組を偶然見た.俳句に関する知識なんてパリの女子高生並みにしかないので、俳句事始的解説が楽しく聞けた.「秋」の季語で思い浮かべるものが日本と微妙に違ったり、unは1syllableとして数えるのか数えないのか悩んでたりとなかなかおもしろい.俳句の先生として教壇に立っていた小林恭二の批評がよくありがちな曖昧としたニュアンスのみのものでなく、理路整然とわかりやすくて素人でもなるほどなあって納得できるものだったのも良かった.ただ一つ残念だったのは、彼女達が作った詩の日本語訳しか朗読されなかったこと.フランス人なんだから絶対フランス語の響きにこだわって作ってるはず.意味がわからなくてもフランス語でも読んで欲しかった.それにしてもわずか数時間の俳句の授業できちっと意味を掴み素敵な詩を作る女子高生達には参った.和歌のほうが興味あるけど、現在の作品なら俳句のほうがいいかもねー.