『MONA LISA OVERDRIVE』

というSF小説があるということをBTのアルバムが出てから知り、MIHOっちがお友達のお家で借りたのをまた貸ししてもらってる.これの前作である『ニューロマンサー』から貸して貰ったのでようやく手をつけ始めたものの、SFの世界にまったくついていけません.そりゃもう見事なほど何が起こっているのかさっぱりわからない.そもそもの原作の問題なのか翻訳の問題なのかは定かでないが、起こってることもわからなければ誰が喋ってるのか、挙句の果てには人なのか物なのかすらわからん.こりゃお手上げ.200ページほど読んでも何もわからない(本気で!)私も私だが、それだけ読んでも何だかよくわからない作品を書く方も書く方だ.

SF世界のルールがある程度わかってる人には理解しやすいんだろうか.SFって全然わからないけど、それでもバーチャルな空間に意識だけダイブするような高度な世界のはずなのに、データをディスケットで運んでたり公衆電話が並んでたりする描写に出くわすとそりゃなかろうよって絶句する.昭和60年代発行となってるから今から15年以上前の作品か.地に足つけた未来予想の部分でかなりのずれを感じる.SFのおもしろさって何が当たって何が外れたかってのを10年たってチェックするのに最適なところか?