夢の寺子屋

さて、いよいよ本命の『夢の寺子屋会場であるホテル銀閣へタクシーで急ぐ.何をやるのやらさっぱりわからないまま旅館の大広間(中広間くらい?)みたいな場所に到着.既にかなりの人で埋まってる.あいてる座布団を確保し始まるのを待つ.


講師は安斎肇泉麻人みうらじゅん山田五郎の5人.なんとも濃いメンツが揃っていやがおうにも期待が膨らむじゃないですか.ええ、もう、期待通りというか期待はずれというか素晴らしくダラダラなイベントで楽しませてもらいました.

最初に講師が1人ずつ15分程度の話をするんだけど、テーマも何もあったもんじゃない.一人一人好きなことをペラペラ喋ってました.意外なことにみうらさんが一番時間をきっちり守ってた.安西さんは雑談のみという潔さ.山田五郎泉麻人は喋りだしたら止まらないタイプっぽい.

続いて4人全員が登場し、いきなりイラスト描き大会.なんでもその場で描いたイラストで1人1枚ずつTシャツを作り、それをプレゼントするんだとか.フリートークの間もなくイラストですか!なんて斬新な進行!

安西さんが非常に可愛らしい声で小気味良い司会進行でしきり役を担当.「安西水丸です」という最初の挨拶からしてツボに入ってしまった.このメンバーの中では居酒屋で雑談できそうな一番普通に楽しい人って感じだった.

数字マニアな山田五郎は岩石マニアでもあるらしく、どんな石の特徴も即答しはんぱないマニアっぷりを遺憾なく披露してた.変な人のイメージってあんまりなかったんだけどかなり変.

変と言えば泉麻人.天然ボケにもほどがある.会話の流れとか進行とか一切お構いなしでポロリという一言がめちゃくちゃおかしい.無邪気っていうかなんてうか子供みたいな人だった.おもしろいなあ.


みうらさんは絵を描き出すと没頭しちゃうのか、最後はひたすらイラスト描きに専念してた.一心不乱に絵を描いてる姿なんて今まで見たことなかったから何か新鮮だわ.最後はやたら「残った人で飲みに!」「じゃ、飲みに!」と飲み会のことしか話してなかったな.

結局ずーっとイラスト描きながら、たまにプレゼント配布なども挟みつつほぼ2時間雑談で過ごす.たまにイラストが「お手元でご覧下さい」とばかりに座敷内を回ったりする.泉麻人は昆虫の中にいきなり自分の指を描いてみたり、山田五郎は自然界の不思議な数列(アンモナイトやら水晶やら)を忠実に再現することに余念なく、ちょっとでも違うと気に入らないらしくすぐに描きなおしてた.

最後はみうらさんの似顔絵大会.辻仁成にはひとしきり笑わせてもらいました.結局みうらバージョンTシャツはこの「オレつじ」イラストに決定.泉麻人バージョンはなんか昆虫の絵.「いいじゃん!流行の和風癒し系っぽいじゃん!」と皆さんに好評.絵が上手いんだなあ、これが.山田五郎バージョンはなんの関係があるのか「サエキケンゾウのメガネ」.あれ、安西さんはなんだったんだ?


6時半までのはずが気付けばもう7時半.4人の段取りがないに等しい喋りがもう少し聞きたかったなあ.10月の『みうらじゅんの勝手にJAPANツアー』は相方が安西さんだったはず.うふふ、楽しみ.


さあて、終わった終わった.帰るぞ〜