ピンポン
ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版) [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/02/14
- メディア: DVD
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で、監督とカメラマンのコメントありバージョンを早速聞いてみました.
なるほどねえ.これまでよく聞いてたお芝居の副音声とはあまりに違うんで驚いちゃった.映画と芝居の違いが如実にわかるよ.舞台だと、演出とかセットとか音響等ももちろん語られるけど、一番スポット当たるのは役者の芝居なんだよね.演技プランとか間の取り方とかリアクションとか表に出ている演技からその裏話までほぼ役者中心に話がまわる.それが映画だと見事に映像中心なの.カメラマンの方がゲストというのも大きいのかもしれないけど、カメラワークとかCGの入れ方とか色合いといった、この場面でどういった映像を作ったかということに焦点が当たっていて、役者の芝居はどっちかというと後回し.個人的にはもう少し各役者の演技についてコメントが欲しかった.映像、というかCGに興味ある人にはなかなかおもしろいかも.
あ、でも芝居っていってもほとんどネタ探しのようになってる新感線の副音声しか聞いたことないや.あれはあれでかなり特殊なんじゃないかなあ.ピンポンにしたってCGの専門家という映画監督としては特殊な方面の人だし、どっちも特殊なものを引っ張り出して比較しちゃってるのかも.
それでも、本編見てるだけだと絶対に気づかないCGシーンや、監督の思い入れシーンなんかがわかったし、サコさん(カメラマン)の淡白な受け答えがおもしろかった.