水谷良重・片岡孝夫『婦系図』(BS2)

泉鏡花作品の中であまり興味の無いものだけど、主税を孝夫時代の仁左さんがやるっていうからには見ざるを得まい．
今も十分かっこよい仁左さんだけど、孝夫時代はまさに水も滴るいい男．
二枚目ってこういう人を指す言葉なんだろうなあって素直に納得．
水谷お蔦は想像より全然可愛らしかった．
普段の姿はいつ見てもおばさんっぽいなあって思うけど舞台の上だと変身するのね．
さすが役者だ．
とはいえ、やっぱり仁左さんのお隣にいてしっくりくるのは玉さんよねえって思ってみたり
鏡花なら玉さんでもいけるでしょ．
『婦系図』は花組芝居のをテレビで見たことがあるだけで原作は未読．
今回新派だからおそらく原作に忠実な舞台のはずよね．
そう思うと花組芝居はかなり上手く料理していたんじゃないかな．
花組のほうが芝居としては随分趣向を凝らしておもしろくしてた印象あるもん．
植本潤ちゃんのお蔦がやたらめったらはっちゃけて可愛かったなあ〜