竜馬と妻とその夫と愛人
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2003/05/21
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大河が始まってから見てよかった.それまでだったら幕末知識に乏しい私の頭では背景を理解して見るのは不可能だった.勝海舟が出てきた時点で、「政府の偉い人ってことは倒幕派なのね」って思ってた気がする.竜馬が何した人かも知らなかったし、ましてやおりょうさんなんて実在の人かどうかすら疑ってたと思う.
そういう歴史的な表舞台に関する人達が出てくる割りに、密室劇というか個人の世界に閉じた物語展開で、そういうところが三谷さんらしい.で、最後に後味の悪いエピソードをくっつけるあたりも三谷さんらしい.なんとなく脚本的には笑うところとしてるっぽいのに受け取るこっちでは後味悪いってのが三谷さんの苦手なところ.きっとこういうのを素直におもしろいと受け取れる人にはいいんだろうなあ.
役者では中井貴一が良かった.