キャンディード

今日は国際フォーラムで『キャンディード』です.

演出:宮本亜門
Cast
キャンディード: 中川 晃教
クネゴンデ: 鵜木 絵里
パングロス: 岡 幸二郎
パケット: 宮本 裕子
マキシミリアン: 新納 慎也
カカンボ: 坂元 健児
ジェイムズ/マーティン: 佐山 陽規
総督: 市川 和彦
オールド・レディ: 郡 愛子
ヴォルテール: 辰巳 琢郎

相変わらずお金がないので3階席の上から見下ろすことに.初演は1階で見たんだけどなあ.

パッと見た感じでは初演とほぼ同じの非常に体力使いそうな円形セットが組まれてた.今回キャストの確認を全然してなかったからヴォルテール役が誰なのか終演までわからないままだった.辰巳琢郎だったのか!

えーっと、見終わった感想を箇条書きにて

  • どこがどう変わったのかわからないけど、初演よりすっきりしてて話がわかりやすくなってた.
  • 中川君は思ったより素直な歌い方で可愛かった.遠目から見るとラーメンズ片桐仁に見えてしょうがなかったけど
  • 初演よりキャンディードとクネゴンデの歌の相性が良かった.初演はミュージカルとクラシックの融合を目指したはずなのに、互いに反発しあった歌声に聞こえてたように思う.
  • クネゴンデの幸田さんがとにかく可愛くてキュートで良かった〜!歌声も可愛らしいし、クラシック歌唱でもちゃんと歌詞が聞き取れるし、今回一番目が行った役者だった.あー可愛かった.
  • マキシミリアンの新納くん、思ったより歌を頑張ってたけど初演の岡さんの方が自然に笑えたかなあ.「♪僕は完璧」の歌もあともう少し声量が欲しかった.見た目のインパクトは十分にあったけど歌のインパクトがあと一歩.
  • 岡さんのバングロス、こちらは思ったよりはまってた.でも岡さんらしさを出せるのはやっぱりマキシミリアンのほうだと思う.しかし新納くんと岡さんが並ぶと、より一層キャンディードとカカンボがちびっ子に見えるねえ.
  • 衣装!なんであんなんにしちゃったんだろう.何の意図があるのかわかんないけど、セーターとかさあ、普通のスカートとかさあ、ふと現実に立ち返るからやめてほしい.初演は真っ白に統一されててすごーく良かったのに.これだけは何と言われようが絶対初演の方が良かった.
  • バーンスタインの音楽にうっとり.どれもこれも難しすぎてレミゼのように口ずさめるようなものじゃないけど、綺麗なメロディー満載で音楽聴いてるだけで飽きない.
  • オールドレディは前回の中島さんより今回の群さんの方が良かった.でも2人共通して歌詞がわかりづらかった.
  • カカンボの坂元さん、もうちょっと歌が聞きたかったなあ.初演の時より何故かカカンボの印象が薄かった.演出か脚本が変わったのかな?

んー、今思い出せるのはこのくらいかな.ジャンルとしてのミュージカルはあまり得意ではないほうだと思っているんだけど、キャンディードは好きなほうの作品に入る.多分原作がヴォルテールだってこととバーンスタインの音楽がいいからでしょう.亜門氏以外の演出でも見てみたい.