京都チャンネル

土方歳三特集』のムック本を出版した河出書房編集者達と安野モヨコにへのインタビューという毛色の変わった企画の番組だった.安野モヨコのぶっちゃけトークがおもしろい.函館旅行中暇だったから寄ったという五稜郭で「おやじばっかじゃんって思ったらカッコイイ人がいる!」って見たのが土方歳三だったとか.で、高幡不動で買った修正前写真のテレカを見て「顔がちがーう!」って投げつけたとか.「間違った列に並んじゃった感じ」とか「もてたって言うけど絶対セックスは下手だと思う」とか、さすが目の付け所が違う.マンガの中に「抱かれたい男ランキング特集雑誌」を描いたページがあって、しっかり5位に土方歳三が入ってた.当時土方に狂ってた自分のためにアシスタントが入れてくれたんだとか.

作家の萩尾農がプレゼンターとして登場.今年5月の函館で山本君とトークショーした人だよね.テーマが沖田と源さんだというのにまず土方の名前が出てくるあたり、さすが土方マニアです.この方だけでなく他の新撰組専門家と言われる人達は思い入れが非常に強いせいか、ほとんど記録に残っていない隊士についても「きっとこう思っただろう」と情緒的な感想を漏らしがちなのが特徴だ.事実の想像じゃなくて感情の想像がメインになるところが他の歴史専門家と違うところじゃないか.