東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』@帝国劇場

バルジャン………別所哲哉
ジャベール………今拓哉
コゼット…………剱持たまき
マリウス…………岡田浩暉
エポニーヌ………笹本玲奈
テナルディエ……駒田一
テナルディエの妻…森公美子
ファンテーヌ……マルシア
アンジョルラス…東山義久

感想は後ほど
キャスト表を撮影したつもりだったのに保存してなかったらしい.
子役が前回より遥かに良かったから名前知りたかったのに……
アンサンブルも前回とまったく違う人だったから知りたかったのに……
今日のコンプフェールは誰だったんだろう.
グランは阿部さんでいいよね?(自信……ありそうでない)


【追記】
いろいろとハプニングの多い公演でした.
あまり細かいところに着目して見てるわけではない私ですら「おや?」と思う場面がしばしばあった.


司教様がパンを上げるシーンで、バルジャンが黄色の紙を持ったままでそれを司教様に差し出してたけれど、あれはいつもは無いよね?


対決シーンでは椅子が一回で壊れなくて2度目でようやく棒にすることができてた.あのまま椅子で突進するのかとハラハラした.


よりにもよってファンテーヌの死の場面で子供が泣き出した.2階席まで延々とクリアに聞こえる泣き声にはご近所の方はさぞかし迷惑だったことだろう.ステージの役者にも迷惑だ.というか2階にまで聞こえるということは会場全体に聞こえてたわけで、さっさと連れ出せとイライラした.だいたい芝居見ながら泣いちゃうくらいの小さい子供を連れてくるのは非常識じゃないか?子供だって可哀想だ.100歩譲って泣き出したら即効外に連れ出してほしい.席に座ったまま泣き止むまで待つなんて言語道断.


『恵みの雨』で他の誰も拍手などしてないというのに1人で拍手し続けた猛者がいた.なぜあそこで?せっかくの場面が台無しだ.今回ファンテーヌの死とエポの死という2大悲劇シーンが客のせいで気が散ってしょうがなかった.あれじゃ役者が可哀想だ.


改めて今回のレミゼは役者全員が一回り大きく、というか大げさに演技するようになってるように思った.皆さん力いっぱいですねえ.もう少し抜いてもいいかも…


別所さんは声の調子がとてもよろしかったようで24653上げも完璧でした.エピローグの最後、別所バルジャンの耳にはどこからか歌声が流れてきてることが良くわかる.別所バルは最初片方の燭台にしか火をともさず、もう片方の燭台にキスをしてから火をともす.山口バルは最初から2つとも火をともして持ってくる.こういう細かいところの演技の違いがおもしろい.


今さんは歌も上手いけどお芝居をきっちりしてくれるのでとてもわかりやすいジャベールだった.別所バルとの対決シーンは、互いの主張すべきところがきっちり伝わってきたし、バリケードでバルジャンと再会した時の驚きも良かった.自殺の歌い方も好きだな.強弱をつけた揺れる感じがジャベールの追い詰められた心情と上手くリンクしてた.今さんは岡さんに比べると柔らかい声なのでより人間らしいジャベールとして映った.あ、あと警棒の使い方が素早くてかっこいいです.


マルシアのファンテーヌはレミコンでは見ていたけれど本公演では初めて.うーん、やっぱり日本語発音が惜しい.声も演技も好きなので本当にこの1点だけが惜しい.子音の発音が日本語じゃないのがどうしても気になる.それ以外は好きです.


笹本エポは何より声がちゃんと前に出てるので聞きやすい.


アンジョは2回連続東山さん.妹に指摘されたので逆さのシーンをじっくり見た.うん、ダンサーだけあって腰が柔らかい.柔らかすぎて確かに笑える.給仕シーンではバレエのレベランスっぽい動きをしていてつい目がいってしまった.細身だし動きも綺麗だし歌もそこそこ歌えてるし比較的文句は無いのだけれど、何かが物足りない.なんだろう、洋服を見ないとアンジョだってわからないとこかな.


なんだかいろんなアンジョを見たせいで、どんなアンジョがいいのかもうよくわからなくなってきた.岡アンジョは何も知らなくてもカリスマリーダーに見えたし「あれは誰?」って慌ててパンフチェックするくらいのインパクトがあった.そういうのをアンジョだと思ってたけど、ここのところアンジョ役者はいろんなタイプがいて、まあそれはそれなりにありだなあと思えてきた.歌だけで言えばスコーンと入ってきてくれる坂健が好きです.自分の予定を見ると小鈴アンジョの日がない.一度くらい見ておきたい.チケ増やすのか…?
改めてキャスト表を眺めるとばらけてるようで全然ばらけてないんだ.小鈴アンジョを見るには平日昼間しかなさそう.さすがに無理だ.貸切公演じゃなきゃなー.


子役2人は前回より演技がちゃんと出来ていて良かった.ガブの子はちょっと個性的過ぎるかも.