新選組プロジェクト@京都チャンネル

総司忌での伊東成郎氏の講演をまるまる1時間放送してくれました.
公演してる本人も前に座った聴衆もどちらも楽しそうです.会場中が「共通の趣味を持った仲間意識」で埋め尽くされてる印象です.


日付がなかったのでいつの講演なのかがわからない.
講演中に見つけたヒントは、
小渕内閣
・翌年から成人式が15日じゃなくなる
の2つ.はい、ぐぐってみました.
どうやらハッピーマンデーが施行されたのが2000年からということなので、この講演は1999年の6月に行われたようです.


去年の『新選組!』で初めて新選組という組織やここのメンバーについて詳しく知った新参者なので、当然のように語られる松平容保公を前にしての御前試合の模様は遥か昔から新選組ファンの間では有名なエピソードだとばかり思ってた.
でも、これって伊東氏が東京都中央図書館で眺めていた古い雑誌記事で偶然見つけたんだってね.この総司忌で初めて発表されたという比較的新しい発見だったんだ.
試合の対戦相手が発表される度に歓声が上がる客席に、その場の興奮が伝わってきました.
全部の対戦が書かれた模造紙は、最後には記者会見のようにフラッシュ攻撃を浴びてました.そりゃそうだ.今でこそいろんな本に書いてあることだけれど、この当時はこの1枚の模造紙しかなかったわけだから.
また伊東氏がうまい(というかベタな)あおり文句を挟むものだから、いやがおうでも盛り上がる会場!楽しそうだな.


なんでも昭和の初めの頃に出版された雑誌で、その『近藤勇』という記事の中に幻の土方日記の1日分が載っていたらしい.
伊東氏曰く「たった1日でもこんなにおもしろいのだから、土方日記1年半分が見つかったらどんなことが起こるかわからない」


残っているエピソードや手紙などから土方という人は大変几帳面かつユーモアのセンスもあったようだし、もしも発見されたら資料としてはもちろん読み物としても一番おもしろい日記になりそうだ.