ハイビジョン特集『共鳴する魂〜日野原重明・小澤征爾 平和のメッセージ〜』

広島で行われた平和を願うコンサートを追った番組.
ちょうど今日日野原さんには文化勲章が授与されたようです.
実際に被爆した人、身内に被爆者がいる人などを含んだ一般応募者の合唱団と共に小澤さん指揮のもとフォーレのレクイエムが演奏された.
その後吉永小百合さんによる被爆者の詩の朗読があった.詩そのものもまさに魂の叫びとしか言いようのないものだったし、吉永さんの朗読も素晴らしかった.
そして朗読のバックに流れたアルビーノのアダージョが物悲しさや辛さを倍増させていた.音楽の効果って凄い.


かつて「詩の存在意義がわからない」と発言しayaちゃんを爆笑させたことがある私ですが、この番組を見ていて思った.人は抑えられない感情に襲われると自然に詩を書いてしまうものなのかしら.こういう場合必ず散文ではなく「詩」が登場するのはどういうことだろう.「詩」というのは感情の発露なんだろうか.