アイデン&ティティ

アイデン & ティティ [DVD]

アイデン & ティティ [DVD]

みうらじゅん原作、クドカン脚本、田口トモロヲ監督という青春映画です.そのせいかカメオ出演と思われる役者が盛りだくさんだった.
バンドブームの頃を舞台に、ブームに翻弄された若者たちが暑苦しく描かれていた.そして私はこの暑苦しさが結構苦手.冒頭を飾るバンドブーム全盛期に登場したミュージシャン達にとっては、ほぼ実録に近かったりするんだろうか.


ちょうど昨日見たBUCK-TICKのフィルムコンサートで、確かユータが「当時インディーズでやっていくんだ、メジャーにいくのは魂を売ったとかこだわる人も多かったけど、そんなことは全然気にしなかった.音楽はどこでやっても同じだと思うし、どうせならたくさんの人に聞いて欲しい」といった内容のことを言っていたのを思い出した.
BUCK-TICKはメジャーに移る時に

といったようなことを条件にしたそうだ.この映画のスピードウェイのようなバンドはきっとたくさんいたんだろうと思う.それを思うと、BUCK-TICKってボーッとしてるようでかなりしたたかで冷静だったのね.


みうらさんのボブ・ディラン傾倒ぶりがわかりやすかった.