雑誌インタビュー

いのうえひでのりX官藤官九郎

メタルマクベス対談。
これまでまったく予備知識を入れてなかったので、マクベスを元に2つの時代を描くということを知って驚いた。しかもメタルバンドか。メタルの意味を今までわかってなかった。
現代売れっ子脚本家クドカンシェイクスピア初体験感想が素直で面白い。人が死んだあとなんで驚きもせず重たい台詞が続くのかってびっくりしたんだって。シェイクスピアなんてそんなもんだと思って読んでたから、そこに驚くのかっておかげさまでこっちが初心にかえったよ。
「自分では隙がないと思っている……のに実は隙だらけ」というメタルライブ時の内野さんも脚本書く際いの良いヒントになったとか。
いのうえさんに言わせるとシェイクスピア的なツボはきっちり抑えて、しかもクドカンらしさも散りばめた脚本をあげてきてくれたらしい。クドカンって原作あると比較的クドカン色を抑えて原作の良さを出すというイメージなんだけど、果たして今回はどんなもんでしょう。


松たかこのインタビューでは決まった時の染の反応が面白かった。出てみたいけど自分にはハードルが高いと思ってたという新感線。決まったよって染に言ったら「いのうえ歌舞伎?」って、まるで「そこは自分のテリトリーだから入ってくんな」とばかりに睨まれたんだって。兄なのにひどいーって。
松たかこは好きではないけど、あの喉の強さにはまじで驚くから、サダヲちゃんですら喉潰した新感線舞台で最後まで負けないでいけそう。


あーっと、いろんなとこで「クドカンの芝居が見たいから」という理由だけで『メタル・マクベス』のチケット取ったというのを見かけるけど、この狙いは果たしてどうなんだろう。ちょっと、というか、むしろかなり疑問。
この場合、個人的な予測では「新感線&いのうえひでのり色」>「クドカン色」だと思うのですが…
さすがのクドカンいのうえひでのりの濃さには一歩譲るような気がする。
クドカン芝居が見たかったらウーマンリブが一番でしょう。
でもクドカン目当てで来た人が新感線も面白いって思ってもらえるのが一番いいな。

藤原竜也

最近先輩から「演技が雑だ」とダメだしをくらってるらしい。
良い仕事、良い環境だけでなく、良い先輩にも恵まれて素晴らしいじゃないですか。
あれだけ評価されてても、奢ることなくまだまだって自分を磨いていこうとする真摯な態度に毎度のことならが感心します。本当に芝居が好きなんだね。
『間違いの喜劇』の稽古場行って小栗君とも芝居についていろいろ語ったんだとか。この2人は仲がいいね〜。