レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』@東京国立博物館

3時過ぎに行ったら40分待ちだと言われたので、先に平成館の第2会場へ。レオナルドのほかの作品や発明など多岐に渡る活動を紹介している展示が盛りだくさんだったものの、人が多すぎてとても見る気になれません。さらーっと人の頭の上からチラ見しただけで出てきてしまった。
まだ時間ありってことで法隆寺宝物館のホテルオークラガーデンテラスにてお茶休憩。この宝物館周辺は静かで気持ちの良い空間です。18時まで開館とのことで17時ちょっとすぎに並びに行く。まだまだ人は多かったけれど明らかに3時よりは空いていて20分も待たなかったんじゃないかな。入り口で荷物検査とかしてるから時間が余計にかかるのね。入るのに20分、出るのに5分といったとこですか。予想通り立ち止まり禁止なのでさらーっと眺めて出てきてしまった。随分昔にフィランツェで見た時より色鮮やかになっているのは修復の結果ですね。天使の目の覚めるような赤が美しい。庭に咲きほこる花々や後景の自然をじっくり観察できたらもっともっとこの絵が楽しめたと思う。が、それは無理というもので。
会場出ての一言目が「でもやっぱり後の作品のほうが全然いいね」だった。綺麗な絵だけどねー、岩窟の聖母とか聖母子とアンナのほうが神秘性に満ちてて好きだ。受胎告知はマリアがあまりに無表情で温度が無いように思える。