興福寺


法隆寺から興福寺へ移動。大和郡山はいつも通り過ぎるだけなのでいつかちゃんと行ってみたい。途中で看板を見た慈光院は大和三名園の1つだとか。
県庁東の駐車場で10分程度並ぶ。今回の一番のお目当て、仮金堂にて公開中の八部衆へGO!5時ちょっと過ぎの時点で行列だったので北円堂は明日にする。仮金堂の内部は人の流れがロープで仕切ってあって途中で必ず壇上に上がる動線となってた。5時半から新規入場者がいなくなるので6時までの30分は人が減る一方。最後はロープも外され堂内を自由に動き回って好きに見ることが出来た。
この展示の何がいいってライティングがすばらしい。いつもの味気ない蛍光灯の明かりではなく黄みがかった柔らかいライトがちょうど良い角度から何方向も当たっていて女優ライト効果抜群!多少色彩が飛んでしまってるきらいはあるものの優しい光で満たされた空間は博物館や宝物館より何倍も居心地のよいものだった.
中央には江戸時代の釈迦如来、左右に鎌倉時代の薬上菩薩、薬王菩薩像、四方には康慶作という四天王像.その前に十大弟子八部衆が交互に安置されていた.向かって右から鳩槃茶(くばんだ)立像、畢婆迦羅立像、富楼那立像、舎利弗立像、迦楼羅立像、目犍連立像、阿修羅立像、五部浄立像、旃延延立像、乾闥婆像立像、羅睺羅立像、沙羯羅立像、須菩提立像、緊那羅立像.細くてまっすぐな足と頭でっかちなプロポーションが子供っぽくて、少年のような顔立ちの多い八部衆をより子供っぽく見せてた.阿修羅だけ裸足にサンダルなのでより一層お洒落感アップ.あの細い腕はよくまあ残ってたなあ〜.個人的に一番ハンサムなのは五部浄かと.手足がなくなっているのが惜しい.
妹は増長天に踏まれる邪鬼のボツボツの顔に鳥肌たててた.見なきゃいいのに...