壬生義士伝最終回

うわ、もう泣かせに泣かせる脚本ですよ．次郎右衛門と母親のシーンでひと泣き、息子の死で更にひと泣き、ベタだけど泣かせるのはさすがに上手い浅田次郎．本音を言えばあまりのベタさに「浅田次郎の策略にまんまとひっかかってる！」と途中でふと我に返り、出かけた涙が引っ込んだ．そのくらい泣かせに入った展開だった．函館の土方の夢に現れる吉村を見た後で、息子の「父と一緒に三途の河を渡りたい」って台詞を聞かせるなんて、まあ、盛り上げ方をよくご存知で．五稜郭の洋装土方、かっこいー．相変わらずのべらんめえ口調もかっこいい．惜しむらくは外にはねまくった断髪カツラがいまいちだったことか．なにもおかっぱ風にしなくても…．さすがに毎日のように南部盛岡弁を聞いてると立派に再現できるようになりました．意外と真似るのは簡単っぽい．