五月歌舞伎昼の部
菅原伝授手習鑑 車引
先月に引き続き若い座組です.若さ溢れる荒事っていいね〜.「子供の心で演じる」という言葉そのままの舞台でした.清々しくて気持ちがいい.じたばた暴れるバカ兄弟がなんとも可愛いいの.こういうのは若い役者ならではだよね.
あ、そうだ、前々から名子役だと人気の高かった清水大希君が勘三郎さんのとこの部屋子となって鶴松を名乗るそうです.研佑君に引き続き役者の道を進んでくれるというのは嬉しいことです.今回も大人顔負けの活躍でした.
弥栄芝居賑 猿若座芝居前
やられた、まさか両花道で口上述べるとは!
見えんっつーの.かろうじて先頭の菊五郎さんと玉三郎さんだけは見えたけど、あとは声で判断するのみ.全体が見たかったな〜.
あ、菊ちゃんがすっごい可愛かった.
梅雨小袖昔八丈 髪結新三
髪結新三:勘三郎 手代忠七/家主長兵衛:三津五郎 下剃勝奴:染五郎 白子屋お熊:菊之助 白子屋後家お常:秀太郎 弥太五郎源七:富十郎
前半いまいち、後半新三の家でのやり取りからが俄然おもしろい.
三津五郎さんの大家がいい.三津五郎さんと勘三郎さんは相性がいいね〜.お互いやりやすそうだった.大家のおかみを亀蔵さんがやってたのには驚いた.その路線でいきますか.
染五郎の勝奴は松緑より全然良かった.
三津五郎さんの忠七に富十郎さんの源七親分を見ていると、かつて見た芝翫さんの忠七に仁左衛門さんの源七親分という配役はやっぱナシだろうと思わざるをえない.っていうか、あの時って確かお熊ちゃんは玉さんじゃなかったか?
ちょい検索……2000年4月に見てるな.勘九郎、玉三郎、仁左衛門、宗十郎、芝翫、富十郎ってめちゃ豪華じゃん.この時の方が襲名配役っぽくない?って思ったら勘三郎さんの13回忌記念公演ということでした.