異界百物語―国際版―

Jホラーの人気を探るというNHKアメリカのTV局の共同制作物.ホラーはいっっっさい見ませんが、番組内容を見てみるとJホラーの特異性を千年の日本の歴史からひもとくという、どちらかとういうと京極寄り系なものだったため録画してみました.
ラフカディオ・ハーンとその妻節子を語り部として、各地に伝わる怪談や源氏物語六条御息所安倍晴明小野篁などやっぱりなーっていう人物が次から次へと登場して「まとめ」として見るにはなかなか面白い1時間半でした.基本英語ベースなのですが、安倍晴明竹中直人がやっていたので一気にフジテレビドラマ感が沸いて出た.
Jホラーのプロデューサーや監督などへのインタビューもあって、特にどっかの外人(ひどい)が言ってた、基本的に欧米のホラーというのは「神と悪魔の戦い」であるのに対し、日本は自分の内面での自分との戦いであるという言葉が印象に残った.あとJホラーが何故怖いのかというポイントとして、誰も解決策を知らない誰に頼っていいのかわからないというのがあるっていうのも、私の微々たる知識においての唯一のホラー「エクソシスト」などを例にとってもなるほどねーっていう.後に引く怖さをいうものは欧米人にも伝わるものなのね.